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少女は愛を歌う
第3章 狂った兄
『……!しょ…う…』

恭弥「ああ 最悪なタイミング、そうだ!聖羅それ入れて夕飯食べてよ。」

『……え』

恭弥「拒否権なんてないよ、お前は俺のだからね」

『………』

恭弥「返事は?」

『は…はい』

恭弥「いい子だ…さあ行こう」

『……っ』

小刻みに震えるバイプを入れ弟の翔の元へ向かう。


ガチャ

恭弥「よっ、夕飯?」

翔「うん」

恭弥の後に聖羅が出ると、翔は驚いた顔をして

翔「何で姉さんがいるの」

と睨み言う。

小さい頃から聖羅は翔によく思われず、無視やいたずらを受けてきた。

父に気に入られる聖羅が嫌いらしいが…。

『勉強教えてもらいに…』

翔「は?アンタは教えてもらうことなんかしなくていいでしょ。父さんが認めるエリートなんだから。何、僕達の事バカにしてるの?調子に乗るなよ」

『そんなつもりは…』

翔「………」

恭弥「ほらほらケンカしないの、食堂に行くよ」

翔「………」



母「あ、やっと来た。今日は鮭のムニエルよ」

恭弥「わーい俺、母さんの鮭のムニエルだーいすき」

母「やぁん!嬉しい事言ってくれるじゃない!いっぱいおかわりしてね!」

恭弥「はーい」

父「聖羅…お前、将来は決まっているのか?」

『え…』

父「私の会社の後継を頼む」

母「もう父さん…まだ聖羅は中学ですよ?」

父「もう中学だ。どうだ?聖羅」

『私は……っ』

聖羅が答えようとすると中のバイプが大きく震える。

恭弥の方を向くと平然な顔で食事を進めている。

父「どうした?」

『ぁ…何でも、ないよ、それで私は…後継はっ、まだ…考え中かな…っ』

父「そうか、』

『…んっ…ふっ…』

母「聖羅?顔赤いわよ 熱?」

『大丈夫だよ、かあ、さま』

恭弥「大丈夫か?息上がってるぞ?」

『違うっ…大丈夫だからっ』

母「やっぱり熱が…」

母が聖羅の額に手を当てると

『ひゃぁっ』

と声を上げてしまった。

母「どうしたの!?」

『なんでもなぃよ…心配しないで、私部屋、戻ってるからっ』

聖羅が席を立つと同時に恭弥はバイプをMAXに上げた。

『んぁあぁ!!』

聖羅はその場にしゃがむ。

母「聖羅!?」

『…ぁっ…ふっ…んぅ…』

母「聖羅、医者に診てもらいましょう」

『大丈夫だから…』

母「さあつかまって、」

『ありがとう…』
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