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少女は愛を歌う
第4章 逆らえない命令
『………ん?』

目覚めるとそこは聖羅の部屋だった。

『あれ…私…』


翔「起きたの 姉さん」

部屋に入ってきたのは翔だった。

翔「さっき、芦田さんって人が姉さんを抱えて来たんだ」

『弓弦君が…?』

翔「そう…今は 父さんも母さんも兄さんも居ない…ゆっくり休めば」

『ありがとう…翔』

翔『………芦田さんって姉さんの恋人?」

『………え、あ、うん』

翔「そう…媚び売ったの?」

『………え?』

聖羅は翔に押し倒されていた。

翔「アンタのその声で、媚び売ったんでしょ?姉さん、アンタ 悪女だね」

『何言って…』

翔「家族も…アンタのせいで壊れてく…アンタが産まれたせいだ」

『……翔…』

翔「僕の名前を呼ぶな!嫌いだ。僕はアンタが…!何でアンタなんだよ…僕だって、アンタに負けない努力してるのに!」

肩に置いた手が強く握られる。

『いたっ…』

翔「ねぇ、ダメなんだよ。いくら努力しても…アンタみたいな天才に凡人は勝てない…。こんなのおかしい…アンタなんか、飾られた人形で、中身空っぽじゃん…」

『翔…』

翔の目から涙がこぼれ落ちる。

翔「わからないでしょ、この気持ち…アンタなんかに」

聖羅は翔の頬を触る。

翔「……!触るな!!」

聖羅の手を振り解く。

翔「うざい…そんな気遣いも…馬鹿にしてるだけ…調子に乗るな!」

『………』

聖羅は黙るしか無かった。

翔「昨日は、母さんと兄さんに可愛がられたんだってね…そうさ。アンタは女。性としてしか使われないんだよ!」

翔は聖羅の服に手をかける。

『……!翔…!』

翔は聖羅の服を破った。

翔「こうして…動かさせなくすれば良い…アンタなんて壊れれば良い!」

『…………』

翔の手が止まる。

翔「なんで…抵抗しないの…」

『私が全部悪いの…だから、これで翔の気が済むなら…私はいいの」

翔が一歩下がる。

翔「そんなの…ちがっ…ぼくは…」

『翔…?』

翔「………っ」

翔は部屋を飛び出した。
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