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少女は愛を歌う
第6章 少女は壊れていく
坂本「お手柄だ…後でお前らにもヤらせてやるから、今はここを出ろ」
「分かりました坂本さん、絶対ヤらせてくださいね」
そして男達は部屋を出る。
部屋には聖羅と拓人だけになった。
坂本「聖羅…やっと2人きりだな、おっと鍵閉めねぇと」
ガチャ
鍵を閉めたことを確認して再び聖羅の元へ近づく。
坂本「なんで芦田と居たんだよ…本当に付き合ったのか?」
拓人は聖羅を抱きしめる。
坂本「違う…お前は俺のものだ」
『………ん…』
坂本「お、お目覚めか聖羅…」
『…坂本君!弓弦君は…!』
坂本「病院だとよ、」
『……え、弓弦君…』
坂本「ありゃあ、治んのに相当時間がかかるな。」
『やだ…弓弦君…』
坂本「なぁ、聖羅…」
拓人は聖羅を強く抱きしめた。
坂本「俺じゃ駄目かよ。俺ならお前と身体だけの関係じゃねぇ、お前自身を愛してやる…だから、俺のものになってよ」
『坂本君……』
坂本「好きだ…聖羅…」
聖羅に甘い口づけをする。
優しく、愛のあるキスを…。
坂本「聖羅…聖羅…」
何度も何度もキスをする。
身体の全てに。
『さかもと、く…』
坂本「お願いだ…俺を愛してくれよ…」
拓人は一瞬、悲しい顔をした。
『…………』
坂本「聖羅……」
そして、聖羅を押し倒した。
坂本「大切にする…だから…聖羅の全部を頂戴?」