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少女は愛を歌う
第6章 少女は壊れていく

聖羅はあれから気絶するまで犯された。

意識が朦朧とする中、聖羅が最後に目にしたのは、拓人の悲しそうな顔だった。


『……た…く…と……』

何で貴方がそんな顔するの…。

そして聖羅は意識を手放した。


「あれ、気絶しちゃった?」

「何だよ〜聖羅が鳴いてくれないとつまんない」

中村「じゃあ、今日はお開きで、大丈夫よぉ…時間はまだあるんだから」

「そうだね、帰ろ〜」

生徒は次々に体育館を出た。


残ったのは拓人と光希と千穂だった。

中村「あら、帰らないの千穂ちゃん?」

神崎「……やっぱりやめた方がいいよ…聖羅ちゃんが壊れちゃう」

中村「え、壊れる?…あははっ、壊れないよ〜あんなにヤられてんのに意識飛ぶだけだよ!聖羅ちゃんは大丈夫だよ〜。むしろ足りないんじゃない?」

神崎「……何で聖羅ちゃんなの?」

中村「そりゃ〜一番目立つからね。聖羅ちゃんすごいよねー。乱れる姿も綺麗なんだから…。ほんと、イラつくほどにね」

神崎「そんなの…貴女の嫉妬でしょ!聖羅ちゃんを巻き込ませないで!」

中村「じゃあ、アンタが代わりにヤられる?」

神崎「……え?」

中村「アンタそこそこ可愛いから、文句は無いと思うけど…」

神崎「そしたら、聖羅ちゃんに手出さないの?」

中村「考えてあげる…」

千穂は服を脱いだ。

中村「え、本当にヤるんだ…」

神崎「…………っ」

坂本「俺パス…聖羅以外とはヤらない」

神崎「……、聖羅ちゃんには手出さないで!」

坂本「は…?何だよそれ…てか、いくらアンタが代わりになっても…聖羅には敵わないよ」

神崎「それでも…私は聖羅ちゃんを助けたいの」

坂本「………」

拓人は聖羅を抱え体育館を出ようとする。

神崎「聖羅ちゃん!」

千穂が聖羅の元へ走り出すと、

坂本「退け」

拓人に蹴られうずくまる。

中村「その覚悟に免じて 考えとくよ。体育館の後片付けよろしくねぇー」

そして光希は出て行った。
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