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少女は愛を歌う
第6章 少女は壊れていく
堀切「御影を送るので早退いたします。」

と、学年主任に言った。

堀切「失礼します。」

堀切は聖羅を車に乗せる。

堀切「………御影」

『……んぅ…』

聖羅が目を覚ました。

堀切「御影…!大丈夫か…!」

『せんせ…』

堀切「もう大丈夫だ。」

堀切は聖羅を抱きしめた。

堀切「御影…この事を家の人にも伝えよう…」

『だ、駄目です!そんな事したら…私…』

堀切「大丈夫だ、きっと分かってくれる。」

『……違うんです。私、家族に犯されちゃう…』

堀切「な……!お前…家族にもやられていたのか?」

家庭訪問で聖羅の家を訪問したところ、とても裕福で、家族もいい人だった。

『は、い』

堀切「………っ、なら、俺の家へ来い。それなら安心だろ?」

『でも…』

堀切「俺はいいんだ。大丈夫、俺から御影の家族に言っておくよ」

『…いいんですか…』

堀切「ああ…」

『ありがとう…ございます…』

聖羅は深々と頭を下げて言う。

聖羅の目からは涙が溢れていた。

堀切「………御影」

堀切は聖羅の涙を拭う。

堀切「頑張ったな…聖羅」

聖羅は人の優しさで救われてきた。
堀切の暖かさに涙が止まらなかった。

数分後、聖羅を連れ堀切の家へ向かう。

『あの…先生、』

堀切「どうした?」

『弓弦君の様子見たいんです』

堀切「そうか…じゃあ行くか」

『ありがとうございます!』


病院へ着き、弓弦の病室へ向かう。

堀切「俺は待ってるよ…きっと2人の方がいいだろ?」

『先生…行ってきます』


病室の名前には芦田弓弦と書いていた。

コンコンとノックをし開けると、

『……弓弦君』

頭に包帯を巻いた弓弦がいた。
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