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少女は愛を歌う
第8章 病院の息子の脅迫

先生の家の前へ来ると拓人は手を離し、きた道を引き返す。

『ありがとう、拓人』

拓人は一度立ち止まるが、そのまま進み帰って行った。


『ただいま』

聖羅は家へ上がると、楓が出迎えた。

楓「おかえりー、芦田君に会えた?」

『うん、元気そうだった』

楓「それは良かった、あ、お風呂沸いてるよ」

『わかった、入ってくる』


聖羅は風呂場に行くと服を脱ぎカゴに入れた。

カゴの中を見てみると、何かのペンダントが入っていた。

『なんだろう…』

聖羅は開けると、堀切であろう人物と綺麗な少女が写っていた。
学ランにセーラー服と中学生の時の写真だろう。

『……あれ、私に似てるような…』

聖羅が言う通り その写真の人物は聖羅に似ていた。

黒髪のロングに青い瞳、色白の肌。

全てが聖羅そのものだった。

ガチャ

音がする方を向くと、先生が立っていた。

堀切「わ、悪い!出直す!」

『先生…これ』

堀切「あ、ありがとう…」

先生は目を瞑りながら受け取った。

『先生の恋人ですか?』

堀切「まぁ、そんなとこだ…今はもう居ないけどな」

『………』

堀切「名前、絢香って言うんだけど お前にすごく似てるんだ。姿もそうだし、心優しいとこもな」

先生の目は遠くを見ていた。

その姿は 悲しそうだった。

堀切「いじめで自殺してしまったんだ」

『………っ』

堀切「俺が教師になったのも、こういう生徒を助けたいからなんだ…何度も言うけど…御影、困ったことがあったら相談しなさい。先生はいつでも御影の味方だ」

『ありがとうございます、先生』

聖羅は笑顔で答える。

堀切「じゃあ…その、邪魔したな!」

光の速さ並みに出て行った。
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