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少女は愛を歌う
第9章 性的友情

堀切「行けるか?」

先生は不安そうに問う。

『大丈夫です…』

聖羅は俯きながらも答えた。

学校へ着くと職員玄関から入った。

前から歩いてくる男子に気づき先生は聖羅を2人に見えないように体で隠した。

「堀ちゃん先生おはよー」

堀切「はい、おはよう。サボんなよ」

「どうしよっかなー、」

堀切「はい、教室行くー」

「はーい」

先生は生徒が見えなくなったのを確認し、聖羅を個室に入れた。

堀切「とりあえず、ここで待ってろ、担当の先生を連れて来る。」

『お願いします…』


先生が出て行くと、一気に肩の力が抜けた。

コンコンっ

その音はドアからでなく、窓から聞こえた。

聖羅は窓を開けると。

神崎「聖羅ちゃん…」

『千穂ちゃん…どうしたの?』

神崎「聖羅ちゃんが堀ちゃん先生と入るところ見て…昨日休んだから心配だったから…大丈夫?」

『うん、大丈夫だよ』

神崎「絶対に教室には来ないでね」

『……え?』

神崎「大丈夫…聖羅ちゃんは守るから…」

そう言い残し、千穂は去って行った。
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