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遅すぎる初恋
第6章 番外編:ヒトメボレと初恋【紫音編】
真っ赤になって動揺してる宮内さんから、少しだけ離れ、ズボンの上から触るとすでに硬くなっていた。

「な、な、何してんだよっっ!?」

焦って辞めさせようとしてるが、すでに息は上がり始めてて、きっと今が一番苦しいはず。
本人が気づかないくらい、言葉と言葉の間で喘ぐ声が混じる。

このまま、ここで下着もズボンも脱がせて、イカせてあげたい。
でもこんなところで宮内さんに挿入れるのは可哀想。

「息、上がってるね。続きは家でする? それともこのまま帰って一人でする?」

俺なら気持ちよくさせてあげられるし、望めば童貞をもらうこともできる。


「……はあ、んだよ、その二択。バカ西園寺。俺をこんなんにして、一人とかねえだろ。抜くの手伝え」

彼が選んだのはオレと家で続きをすることだった。
抜くの、手伝えか。
これから、オレとセックスするっていうこと、わかってるのかな?



上司たちには宮内さんの体調が優れず、オレがタクシーで送ることにして、オレの家へ向かう。

タクシー待っている間、今からすることの意味がわかっているか確認してみたけど、動揺してて目すら合わせてくれない。

告白した相手から誘われて、家まで来るくらいだから、イヤでも途中で気づくはず。
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