この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
お良の性春
第1章    好色歌留多 裸地獄
 屋敷の主、早川仙太郎は温厚な人柄。物腰は静かで、至って物分りのよい人物であった。
 家のことは女房任せ、お勤めは部下任せの気楽な性分。
 若い男女が集う場に年寄がいたのでは、娘たちが声を上げて笑うことも出来まい。
 という次第で、妻のお栄に、下働きの彦三、女中のお久おクメを伴って、近くの寺へ花見遊山に出かけることとした。

 お膳の準備は妻のお栄がすでに済ませていた。ついでに作った自分たちの弁当を彦三に背負わせ、こちらもまた花見の宴である。
 そんな仙太郎の粋な計らいで、あとに残るのは源一郎に妹お松、世話を任せた女中のおミネ。そこに来客が加わる。

 前に並べられた膳に舌鼓を打ちながら、いやでも話は弾む。

 士農工商の江戸時代、武士と町人が、と思われる方もいるかとも思いますが、江戸も半ばを過ぎた頃には、町人の力は次第に強まり、武家と商家の縁組もさほど珍しくもない世の中の流れとなっておりました。
 それどころか、何とか裕福な町人との縁組を求める武士も出る、そんな時代になっていたのである。
/119ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ