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ハデな彼に、躾けられた、地味な僕【BL】
第7章 新たな関係のはじまり
自信ありげに微笑む彼に、反論ができない。

「まあ、ね」

入学式が行われた講堂で、新入生代表として挨拶をする彼を見て、一目で心を奪われた。

けれどそれは僕に限らなかっただろうし、まさか紗神も僕と同じ気持ちになっていることなんて、今まで知らなかった。

「だから信じろよ。オレの愛と、お前のことを」

「うん…、信じるよ」

僕は彼の眼を真っ直ぐに見て、誓った。

「ああ、それで良い」

紗神は満足そうに微笑み、二度目のキスをした。

誓いのキスを。

「…あっ、そうだ。急だったから指輪にしたんだが」

「うん?」

結婚式と言えば、指輪だろう。

しかし彼は次の瞬間、輝く笑顔で言った。

「首輪の方が良かったな」

「…はい?」

「オレのデザインで、特注で作らせるか。世界に一つしかない、豪華で立派なヤツ」

…やっぱり彼は、どこまでいっても彼だった。

そして僕も…。

「うん…そうだね」

どこまでいっても僕だった。



【END】
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