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フリマアプリの恋人
第4章 芍薬の涙
…日曜日は一日中、ベッドの中でも過ごした…。

柊司は澄佳の身体を片時も離そうとはしなかった。
「…もう…むり…赦して…」
何度目かの絶頂か分からないほどに極めさせられ…身体を溶かされ…澄佳は泣きながら訴えた。
男は艶めいた表情で澄佳を抱き寄せ、優しく口づけした。
「…ごめんね。澄佳が可愛すぎてつい、欲しがってしまった…。痛くない?苦しくない?」
…そんな風に優しく労られると、首を振り縋り付くしかないのに…。
「…違うの…ただ…怖いの…」
柊司のしなやかな手が、澄佳の乱れた髪を梳き、直してくれる。
「…何が怖いの?」
「…自分の身体が怖いの…。
貴方を際限なく欲しがってしまいそうで…」
…今だって、ぐずぐずと崩れ堕ちそうなくらいに男に耽溺している。
淫肉の奥から溢れでる花蜜が滴り落ち…花弁を淫らに濡らすのだ…。
…そのあわいに、男の長く美しい指が辿る。
「…ああ…っ…や…あ…」
思わず仰け反り、上向きになった唇を柊司はしなやかに奪う。

「…すごく…熱いね…。
…こんなに濡れて…いやらしいひとだ…」
「…いや…あ…んんっ…」
羞恥のあまり涙を零す澄佳に、宥めるように濃密な口づけを与える。
「…可愛い澄佳…。
…君が可愛くて可愛くて…どうにかしてしまいそうだよ…」
やや苦しげな吐息混じりの言葉…。

…執拗に舌を絡め、口内を思う様犯される。
乳房に愛撫を加えながら、柊司が新しい避妊具を装着する気配がした…。

…また…愛される…。
眩暈に似た陶酔に、澄佳はそっと眼を閉じた。
…自分から脚を開き、男を受け入れる。

「…ああ…おお…き…い…んんっ…」
淫らな言葉が譫言のように漏れる…。
…硬く長大な男の牡が、ゆっくりと澄佳の肉を貫く。

最奥を犯され、掠れた弱々しい悲鳴を上げる。
「…もっと欲しがって…。澄佳…。
もっと…もっと…淫らに…僕を欲しがってくれ…」
熱い吐息と共に鼓膜まで犯される…。
「…ああ…柊司さ…」
男の激しい律動が始まる…。

…恋人たちの濃密な空気の揺らぎに、窓辺に飾られた芍薬の花弁が一枚、ふわりと散った…。
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