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フリマアプリの恋人
第5章 チャイナローズの躊躇い
「…くっ…!」
男が色香に溢れた低い声で呻き、欲望を解き放つ気配がした。
…同時に、薄いスキン越しに熱く大量の牡液が爆ぜたのを感じ取る。
「…ああっ…!…い…く…!」
男の吐精とともに達することが嬉しくて、澄佳は大きく息を吐き、瞼を閉じた。
身体が小刻みに痙攣する。
意識が遠のくのを繋ぎ止めるのは、柊司の逞しい腕だ。
繋がったまま、男が背中から澄佳を抱き込み、二人でシーツの海に沈み込む。

「…ああ…好き…大好き…」
胸に回された男の逞しい腕に頬を寄せ、唇を付ける。
…セックスのあとに、男に対してこんなにも愛おしさを感じたのは初めてだ。

片岡とのセックスは、愛よりも淫欲に溺れさせられていた。
彼の麻薬のようなセックスに惑わされ…隷属させられていた。
…愛を感じることは希薄で、その膿んだような快楽に酔いながらもいつもどこか畏れ…緊張していた。

…けれど今は…。
温かな胸に抱き込まれ、身体は柔らかく溶ける。

「…強引で、ごめんね…。恥ずかしかった…?
僕を、嫌いにならないでくれ…」
…こんな風に髪を撫でられ、労られる。
思い遣りを込められて詫びられて…胸が苦しくなる。
泣き出しそうになる。

だからその腕にしがみつき、首を振る。
「…幸せ…。
幸せすぎて怖い…」
「…澄佳…」

…愛している…。
囁いたのは、二人同時であった…。
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