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フリマアプリの恋人
第5章 チャイナローズの躊躇い
澄佳は白い半袖シャツに紺のデニム、ペパーミントグリーンのギャルソンエプロンという凛とした服装であった。
長い髪は後ろでエプロンと同色のバンダナで一つに結われていた。
シャツがスタンドカラーなのは、昨夜柊司がしつこく付けてしまったキスマークのせいだろう。
…昨夜の甘く激しい愛の営みを思い出し、身体がずきりと疼いた。

「おはよう、澄佳さん」
近づいて、キスをする。
白い頬がうっすら上気した。
…綺麗だな…と、思わず見惚れる。

「朝風呂に入って来てください。気持ちいいですよ。
それから朝ご飯にしましょう」
昨夜は激しく愛し合い…そのまま二人、泥のように眠ってしまったのだ。
澄佳は何時に起きたのだろう。
仕込みをしなくてはいけないのだから、早朝に違いない。
「澄佳さんは大丈夫?身体…辛くない?」
やや紅潮した頬を撫で、尋ねる。
羞恥に肩を竦めながら、頷いた。
「…大丈夫…です。
…だって…明日まで柊司さんと一緒にいられるんだもの…。幸せでふわふわしてるわ…」
眩しげに見上げられ、思わず抱き締める。
「可愛い…澄佳…。愛しているよ…」

…私も…と、澄佳は恥じらいながら囁くと子どもに言い聞かせるように柊司にきびきびと指示を出した。
「お風呂に入ってきて。20分後には朝ご飯よ。
…お味噌汁が煮えすぎちゃうわ」


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