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フリマアプリの恋人
第6章 チャイナローズの躊躇い 〜告白〜
…聖夜の月明かりが打ち捨てられた白い花のような姿の澄佳を照らしていた。
片岡はゆっくりと手を伸ばす。

…ソファの上…スカートは脱がされることなく、たくし上げられたまま、激しく濃密に爛れたように性交は結ばれた。
白くほっそりとした美しい太腿には、澄佳の花蜜と片岡の牡液が滴り落ち…目眩がするほどに淫らな情景であった。
…うつ伏せの姿勢…澄佳の表情は窺い知ることはできない。
丁寧にスカートを直しブラウスの乱れも整え、優しく片岡は澄佳に覆いかぶさる。

子守唄を唄うかのように、語り始める。
「…愛しているんだ。澄佳…。
君は俺のものだ…」
…男の熱い囁き…。
片岡の手が背後から澄佳の薄い下腹部に触れ、そっと撫で摩る。

「…早く俺たちの子どもが欲しい…。
…そうすれば、俺と澄佳の絆はもっと深くなるはずだ…」
…ね、可愛い澄佳…。

男の甘い囁きを鼓膜に受け、澄佳は強く眼を閉じる。
涙が白い頬をとめどなく伝う。

…甘い地獄なのか…哀しい天国なのか…。
もはや澄佳には、何も分からなかった…。
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