この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
フリマアプリの恋人
第6章 チャイナローズの躊躇い 〜告白〜
「…い…や…言わないで…」
全身が薄桃色に染まるほどに恥ずかしい…。
…本当は、柊司が言ったのだ。
…「浴衣の時は下着を着けないで…。
そのほうが、綺麗だし色っぽい…」
と…。

身悶え、貌を伏せる澄佳の顎を捉える。

…繊細に彫刻刀で刻んだような端麗な男の貌が真近に迫る。

…なんて…美しいひとなんだろう…。
泣き出したくなるほどに、見惚れる。
泣き出したくなるほどに、この男が好きだ。

「…いやらしい澄佳は大好きだ…」
美しく途方もなく優しいのに、夜の褥に入ると途端に淫らな言葉を囁くのだ…。

「…いやらしくなんか…ない…」
恥ずかしいのと、自分の淫らさを見透かされている仄かな哀しさから反論する。
涙ぐむ澄佳をしなやかに裸体にしながら、濃厚に口づける。
「…昼間の澄佳はまるで白百合のように清楚なのに、夜の澄佳は妖艶な薔薇のようだよ…。
その二面性が堪らなく男を唆るんだ…」
…さあ…、僕だけに見せて…。
はしたなく…淫らな澄佳を…。

…愛と情慾の呪文を掛けられ、澄佳はその白く華奢な身体を震わせながら、男の望み通りに身体を開く…。

柊司の猛り狂った牡を熱く濡れた淫肉の奥に受け入れ、澄佳は切なく啜り啼く。
…しかしやがて澄佳の身体は、柊司をしなやかに包み込み無意識の獣性と好色さで、彼を痺れるような悦楽へと誘うのだ。

…その淫靡で優雅な野蛮さに満ちた性の営みは、やがて純粋な愛の行為となり…二人はひとつとなる。

…溢れ出る愛の蜜は二人を覆い尽くし…その愛の甘美さに酔い痴れ、したたかに溺れるのだった…。


…やがて二人は甘い快楽の夢から目覚め、見つめ合い…同時に囁き合うのだ。

「…愛している…永遠に…」
…と。


/332ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ