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フリマアプリの恋人
第6章 チャイナローズの躊躇い 〜告白〜
…まるで初めての時のように、柊司は優しく慎重に澄佳を抱いた。
いや…柊司のセックスはいつも優しい。
いつでも大切に…まるで壊れ物を抱くように澄佳を抱いてくれるのだ…。
澄佳は涙ぐみたいような思いで、柊司の細やかな愛撫に応えていった。

終わることのない…甘い口づけを飽くことなく繰り返す。
…柊司はキスが巧みだ。
身も心も蕩かすような口づけで、澄佳の身体の蜜を溢れさせる。
その反応を熟知して、愛おしげに囁かれる。
「…澄佳…可愛い…」
逞しい男の身体に組み敷かれ…呼び捨てで熱く名前を呼ばれ…耳朶を甘噛みされる。
「…ああ…柊司さん…」
…もう、男にしがみつくことしかできない…。

…柊司はなかなか浴衣を脱がせようとしない。
浴衣の上から澄佳の肉体に触れ、愛でるのだ。
そうしてゆっくりと襟元をしどけなく緩められ、薄い乳房を弄られる。
「…小さくて…可愛い…まるで幼い少女みたいだ…」
「…んっ…いや…はずかし…い…」
澄佳を充分に羞恥させた頃に、初めて浴衣を肩から滑らされる。

「…あ…いや…あ…っ…」
浴衣の裾を割り、男の大きな美しい手が澄佳の太腿を辿る。
…肉付きの薄い太腿の付け根に、男の指が伸びる。

…ふと、男の手が止まり…熱い息吹と共に淫靡に微笑まれる。

「…下着を…着けていないんだね…澄佳…」

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