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フリマアプリの恋人
第7章 秋桜の秘密
「ええ〜!?マジでマジで⁈
マジでこのひとが澄佳さんで、そいでもって柊ちゃんの彼女なの⁈しかも結婚するの⁈嘘お〜!」
瑠璃子は病室のベッドで仰け反り、仰天した。
「…瑠璃子。言葉遣いとお行儀が悪すぎるぞ」
柊司は兄らしく窘めた。
「だって!びっくりしすぎて!
…ねえ、これ、ドッキリかなんかじゃないの?」
キョロキョロする瑠璃子に吹き出しながら、澄佳の肩を抱く。
初めて柊司の妹に紹介され、澄佳はやや緊張しているようだ。
その緊張を解くように明るく話し始める。

「瑠璃子がフリマアプリを教えてくれたから、澄佳さんと知り合えたんだ。
…瑠璃子、ありがとう」
「…柊司さん…」
澄佳は感激したように柊司を見上げ、それから瑠璃子に改めて向き直り丁寧に頭を下げた。
「小川澄佳です。
田舎者で不束者ですが、どうぞよろしくお願いいたします」
瑠璃子は慌てて手を振った。
「やだ。やめてください。
澄佳さん。私、嬉しいです!
憧れの澄佳さんにお会いできて…。
その上、こんなに綺麗で素敵なひとが私の義姉さまになるなんて…。
こちらこそ、よろしくお願いします」
瑠璃子のまだ小さな手が澄佳の手を握りしめる。
屈託のない笑顔がこの場を和ませる。
「私、ずっとお姉様が欲しかったの。
美人で優しいお姉様が…。
すごくすごく嬉しいです!」

…そうして、柊司を見上げ…
「…柊ちゃんて意外性のオトコだったんだね。
あのまま独身貴族で終わるかって結構心配してたんだよ。
良かったよ、ほんと」
と、にやりと笑ったのだった。


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