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夢見の国
第2章 甘美な冷遇
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背後から何度も何度も中を突き上げられ、その反動で身体が浮き上がって扉にぶつかれば、ラーストの大きな両手で両胸を掴まれ、激しく突いても身体が動かない様にされる。

そうされてしまえば、今まで届かなかった最奥までラーストに暴かれてしまい、快感に混じり、鈍い痛みすら感じる。


「そこ、やだ…っ!やめ、てっ!」

「此処だろう?孕みやすい場所は。此処に存分に注ぎ込むから覚悟しておけよ?」

「やっ! それだけは、やめて…っ! 赤ちゃんが、出来ちゃ…っ!!」

「だから、止めて欲しければ目的を言えと言っている」

「あたしは、本当に何も知らな…っあぁぁぁッ!」


パンパンパンと肌のぶつかり合う音が部屋に響き渡っている。

もしかしたら、この扉の向こうまで聞こえてしまっているかもしれない。

そう気付いてしまうと、抵抗の声すら躊躇してしまう。

諦めと嘆きに唇を噛み締め、声を我慢していると。


「…泣いているのか?」


意地でぶんぶんと首を左右に振って否定するが、伸びてきたラーストの手によって、強制的に上向かされ、背後へと顔を向かされる。

頬を涙で濡らすあたしを見て瞳を細めたラーストは何を考えているのか分からない。

しかし、急に口角を上げて満足気に笑った。


「お前を犯すのは興奮する…」

「な…っ!あぁぁーっ!!」


あんまりな言葉に思わず非難の声を上げ、気付けば押さえようとしていた声も、ラーストによってわざと上げさせられる。

ラーストの手が胸から下がり、快感で膨らむあたしのクリトリスに伸ばされた。

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