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夢見の国
第2章 甘美な冷遇
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「……あっ!あぁっ、アッ!ひゃぁぁ…っ、やめ…てっ!」
「ここまできて止められはしないが、中に俺を注ぎ込む事はやめてやれるぞ?」
あたしは何度も上下に頭を振り、それだけはやめて欲しいと懇願した。
「ならば、お前の目的を言え…!!」
怒声と共に荒々しさを増したラーストの動きに、あたしはついていけなくなり、あまりの快感に意識が半分飛びそうになる。
朦朧とする意識の中、叫ぶように言葉を発した。
「――…貴方に…っ」
そんな弱々しい声をちゃんと聞こうとしたのか、ラーストの力強い手があたしの顎を彼へと振り向かせる。
こっちをまともに見てくれるラースト、そこで初めてちゃんと目が合った。
厳しくも涼しげな雰囲気を漂わせるラーストの、こめかみ辺りから顎にかけて、一筋の汗が滴り落ちる。
見惚れるように見つめていると、動きを止めたラーストが、訝しげな様子で「なんだ」と問うてくる。
未だに朦朧とする中、無理な体勢から手を伸ばし、ラーストの顎に残る汗の雫を拭ったのは、本当に無意識だった。
「…この世界へ来た目的があるなら……きっと、貴方に、出逢う為……」
「―――…」
ラーストが双眸を見開き、驚いた様子を見せたのは、何を思ったからなのだろうか。
確認など出来なかった。
思い出したように動き出したラーストが、あたしに何かを考える事すらさせない勢いで身体をぶつけてきた。
「…お、ねが…っ! 中には、出さな…い、で…っ!!」
何度も懇願したけれど、怒らせてしまったのか反応はない。
「……あっ!あぁっ、アッ!ひゃぁぁ…っ、やめ…てっ!」
「ここまできて止められはしないが、中に俺を注ぎ込む事はやめてやれるぞ?」
あたしは何度も上下に頭を振り、それだけはやめて欲しいと懇願した。
「ならば、お前の目的を言え…!!」
怒声と共に荒々しさを増したラーストの動きに、あたしはついていけなくなり、あまりの快感に意識が半分飛びそうになる。
朦朧とする意識の中、叫ぶように言葉を発した。
「――…貴方に…っ」
そんな弱々しい声をちゃんと聞こうとしたのか、ラーストの力強い手があたしの顎を彼へと振り向かせる。
こっちをまともに見てくれるラースト、そこで初めてちゃんと目が合った。
厳しくも涼しげな雰囲気を漂わせるラーストの、こめかみ辺りから顎にかけて、一筋の汗が滴り落ちる。
見惚れるように見つめていると、動きを止めたラーストが、訝しげな様子で「なんだ」と問うてくる。
未だに朦朧とする中、無理な体勢から手を伸ばし、ラーストの顎に残る汗の雫を拭ったのは、本当に無意識だった。
「…この世界へ来た目的があるなら……きっと、貴方に、出逢う為……」
「―――…」
ラーストが双眸を見開き、驚いた様子を見せたのは、何を思ったからなのだろうか。
確認など出来なかった。
思い出したように動き出したラーストが、あたしに何かを考える事すらさせない勢いで身体をぶつけてきた。
「…お、ねが…っ! 中には、出さな…い、で…っ!!」
何度も懇願したけれど、怒らせてしまったのか反応はない。