この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夢見の国
第3章 巫女姫
.
「―――…は、晴れ。今週末はお出掛け日和となりそうです」
ふ、と耳に入ってきた聞き慣れた音。
(あ…。テレビつけっ放しで寝ちゃったんだ…)
寝起きでぼんやりとしながら、いつも以上に重く感じる身体を起こす。
仕事にいかなければ…と、壁に掛けてある時計で時間を確認すると、電池が無くなったのか、動いていなかった。
昨夜、最後に確認した23:30で時が止まってしまっている。
仕方なく枕元の携帯を探って時間を確認すると、どういうわけか、携帯の時間も、枕元に置いてある目覚まし時計も、全く同じ時刻を表示したまま止まってしまっていた。
(えっ…何これ…?)
凄く不気味に思えて、台所に置いてある小さな時計も確認してみようと起き上がると、急に貧血を起こしたかのように頭がくらくらした。
「――…」
額を掌で覆って目を閉じる。
すると、
「―――…どういう事ですか!あれほど言ったでしょう!!」
どこかで聞いた事のある声が聞こえてきた。
「―――…は、晴れ。今週末はお出掛け日和となりそうです」
ふ、と耳に入ってきた聞き慣れた音。
(あ…。テレビつけっ放しで寝ちゃったんだ…)
寝起きでぼんやりとしながら、いつも以上に重く感じる身体を起こす。
仕事にいかなければ…と、壁に掛けてある時計で時間を確認すると、電池が無くなったのか、動いていなかった。
昨夜、最後に確認した23:30で時が止まってしまっている。
仕方なく枕元の携帯を探って時間を確認すると、どういうわけか、携帯の時間も、枕元に置いてある目覚まし時計も、全く同じ時刻を表示したまま止まってしまっていた。
(えっ…何これ…?)
凄く不気味に思えて、台所に置いてある小さな時計も確認してみようと起き上がると、急に貧血を起こしたかのように頭がくらくらした。
「――…」
額を掌で覆って目を閉じる。
すると、
「―――…どういう事ですか!あれほど言ったでしょう!!」
どこかで聞いた事のある声が聞こえてきた。