この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夢見の国
第3章 巫女姫
.

それがテレビから聞こえてくるのだと疑いもしなかったあたしは、あぁ…早く消さねばと、ふらふらと身を起こし直す。

閉じていた目を開くと…


「――…え…」


(あたしの部屋じゃない…)


いや、おかしい。


(だってさっきまで…)


頭がおかしくなってしまったのかと自分自身が分からなくなる。

だって、さっきまでそこにあったテレビも時計も携帯もベッドも…ない。

いや、ベッドはある。

いまそこに座り込んでいる。


(でも、これはあたしのじゃ…ない?)


…じゃあ、誰の…?
ここは、どこ?


パニックを起こす間も、さきほど聞こえてきた声は止まらず言葉を発し続けていた。

その声はテレビからではなく、隣の部屋から聞こえてきていた。

鮮明に聞こえているのは、隣へ続く扉が少し開いているからだろう。


「聞いているのですか!?姫様に知られでもしたら、いったいどうなさるおつもりです!?」

「…どうにも出来ぬだろう」


攻め立てる声にそう答えた低い声に、身体が勝手に反応した。

/30ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ