この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
歳下の悪魔
第7章 変化

こんな快感に出会えたのは、和真のお蔭。
最初は酒での失敗だと思ったが、結局はこうやって性奴隷になっている。
「んんっ、あんっ」
これは、運命だったのかもしれない。
「スイッチ入れるよ……」
奥まで挿し込まれたバイブが動き出す。
「あぁんっ!」
クネクネと中のあちこちが擦られ、外の突起ではクリトリスへの振動。
無機質で温かみのなかった物に私からの熱が移り、まるで本物のようになっていく。
自然と腰が揺れる。淫らだと思いながらも、止められない。そんなことにも、自分自身が高められてしまう。
「はぁんっ、んんっ」
「優華……」
それでも、和真は眺めているだけ。
どこも触ってくれない。今までも彼は、愛撫をするとしても少しだけ。
「あぁっ、はぅっ」
縛られた乳房を誘うように揺らしても、眺めてはいるが触ってくれない。
「和、真っ、んんっ」
「イってもいいんだよ?」
勃起しているということは、不能ではないはず。それなのに何故、挿入や射精をしないのだろう。
そこまで、私に魅力がないんだろうか。
本命の彼女の為に、挿入はしないのかもしれない。
「はぁっ、ヤぁっ、んんっ、和真ぁっ! はんっ……」
全身がビクビクと震える。真っ白な頭の隅で、バイブのスイッチを切り、拘束を解かれるのは分かった。
「んっ……。ふぅっ……」
私は、彼の性奴隷になると決心したのに。それは、挿入なども含めてのこと。
「優華。可愛かったよ……。凄い、乱れ方だったね……」
悪魔の顔の和真に、魂を売る。それは性奴隷として、身も心も彼の物になるという意味。
それなのに、彼は挿入してくれない。ただ、見ているだけ。
「大丈夫?」
起き上がろうとするのを助けてくれる。
和真に助けられながら、シャワーを浴びに行く。
「呑みながら待ってるから。上がったら、一緒に呑もう?」
平然とした態度。
あんなに素直に乱れる私を見て、何も感じなかったんだろうか。何も感じていないわけじゃないだろう。彼は確かに勃起していた。
手早くシャワーを浴び部屋へ戻ると、言葉通り和真はビールを呑んでいる。

