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歳下の悪魔
第8章  切なさと思い


「させて……」
 そのまま和真の猛った性器を持ち、口に含む。
「優華っ……」
 溜息混じりの、少し甘い声。
 私だけじゃなく、彼にも愛撫をしてあげたかった。
「んっ……」
 舌を動かしながら、頭を上下する。
 彼の性器は、太く長くて逞しい。呼吸の苦しさはあったが、それを咥えているだけで嬉しかった。
 喉の奥まで使っても、和真の性器は納まり切らない。その分は、根元を手で擦り上げる。
「優華っ……。バ、カっ……」
 和真の手から、コンドームの袋が離れた。
 彼の微かな震えを感じ、抜き挿しを速める。
 わざとピチャピチャと音を立てると、私も煽られてしまう。
「出、すよ……。はあっ……」
 口内に、彼の熱さが飛び散った。
 全て受け止め、和真を見つめながらゴクリと飲み込む。
「口だけ、ゆすいで、くるね……」
「あ、ああ……」
 洗面所へ行き、軽く歯磨きをしてすぐ戻る。
 私が不快だからじゃない。この先、ちゃんと彼に愛してもらう為。
 ベッドへ戻り、また自分から膝を立てた。
 その脚を開くと、和真はすぐにクリトリスをしゃぶり始める。
「あぁっ、はんっ」
 凄い刺激。
 そうとしか表現出来なかった。
 密をすくい、その舌でまたクリトリスを責められる。
「んんっ、あんっ」
 まだ挿入もしていなのに、全身が熱い。それは、欲しかった刺激のせいだから。
 拘束とバイブの挿入。そんなことを繰り返しながら、本当はお互いに愛し合っていた。
 すれ違っていた想いが、やっと絡み合う。
 クリトリスをしゃぶられながら秘蕾に指を挿し込まれ、シーツを掴んだ。
「ヤぁっ、はぁんっ、ダ、メぇっ」
 それでも和真は、指の抜き挿しを始める。
「あぁんっ、ヤっ、ヤぁんっ」
「イっていいよ……」
 指を抜き挿しされる中それだけが聞こえ、またクリトリスへの強い刺激。
 中では、複数の指がバラバラに動く。壁のあちこちを擦られ、一点でビクンとしてしまった。それに気付いた和真は、そこだけを責め始める。
「あんっ、ヤぁっ、んんっ、和真ぁっ! はぁっ……」
 制御出来ない、全身の震え。真っ白な頭の中。
 それは拘束とバイブでイった時と同じでも、今は和真の舌と指。



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