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歳下の悪魔
第1章 後悔
「あんまり動かない方がいいよ。縄がきつくなるから」
「あぁっ」
動いたせいで、秘蕾に縄が喰い込む。
「感じる? もっといやらしい声、聞かせてよ」
縄がクリトリスにも擦れ、体がビクンと反応してしまう。その動きで、また擦られることの繰り返し。
「あんっ、はぁっ」
「可愛いよ。優華らしい、可愛い喘ぎで」
金曜は泥酔していて、セックスでの快感の記憶もない。二ヶ月以上見放されたままの体。そのせいで、余計に感じてしまうのかもしれない。
「んっ、お、願いっ、あっ、外、してっ、はんっ」
和真はベッドに座って来て、私を壁に寄りかからせた。
「初めてだから、優しくしてあげないとね」
笑い混じりの言葉。
ただ座っているよりは楽になったが、襲ってくる快感は変わらない。
秘蕾とクリトリスに縄が擦れるなんて、初めての刺激。
「はぁっ、んんっ、あっ」
自分の荒い息遣いが恥ずかしい。そう思っても、止めることが出来なかった。こんな辱めを受けるなら、いっそ挿入された方がいい。
「イっても、いいよ? 見ててあげるから」
こんな格好でイくのは嫌だった。それでも容赦なしに、快感は襲いかかってくる。
「あぁっ、ヤぁっ、はぁっ」
普通のセックスの方が、もっと耐えられた。こんな格好をさせられて恥ずかしいはずなのに、快感の波は強くなっていく。
秘蕾もクリトリスも熱い。縄で擦られ、痛いと感じてもおかしくないのに。おかしいのは、私なんだろうか。
出会って一週間の和真と、酔った勢いとはいえセックスしてしまった。それさえ忘れたいことなのに、私は愛撫も殆どなしで悦がっている。
「あんっ、ヤぁっ、んんっ」
「優華。我慢しないで、イっちゃいなよ」
嫌だ。こんな縄だけで、イかされるなんて。まるで、SMプレイのよう。そんな趣向はないはずなのに、私は感じている。
「はぁっ、あっ、はんっ」
動く度、縄が喰い込んでくる。動きたくなくても、体は言うことを聞いてくれない。
頭では嫌だと思っても、久し振りに与えられる快感に全身が疼いた。
「ヤぁっ、んんっ」
「気持ちイイだろう?」
和真が笑いを含んだ声で訊いてくる。
「はぁっ、あんっ」