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歳下の悪魔
第5章  事件と有休


 リビングと同じくらい、広い部屋。
 窓際には大きなベッドがあり、家具も揃っている。ここが、彼の私室なんだろう。
 収納はクローゼット。中央には小振りのソファーセットがあり、大きなテレビは壁掛け式。
 入った所で部屋を眺めていると、バスローブ姿の和真が入ってきた。
「座ってればいいのに。じゃあ、そこで脱いで」
「え……」
 やはり、そのつもりだったのか。だったら、リビングのベッドでいいのに。
「私も、シャワー浴びてくる。昨夜、浴びてないから……」
「バスローブでおいで。麗菜が大地と来た時用に、小さいサイズも、棚にあるから」
 彼は、疲れていないのだろうか。
 バッグをソファーに置いて浴室へ向かい、シャワーを浴びながら考えた。
 和真の年齢なら、多少無理が利く。私だって22歳の頃には、徹夜も平気だった。
 シャワーを終えてバスローブ姿で部屋へ戻ると、彼はベッドに座って欠伸をしている。
「そのままでいいから、おいで……」
 シャワーを浴びに行くと言い、帰ることも考えた。でもそうすれば、彼を怒らせてしまう。
 やはり、和真からは逃げられない。
 彼が厚いカーテンを閉めると、部屋の中が薄暗くなる。
 そんな中、私は言われるままにベッドへ行った。
「寝て?」
 私はいつものように、ベッドの中央に寝転がる。
「もう少し、端に寄って。俺の寝場所がないじゃん」
 言う通りにすると、彼が添い寝して抱きしめてきた。
 本当のセックス。挿入をするつもりだろうか。
「そんなに、緊張しないで……」
 私の体はガチガチ。それを笑っている。
 目を閉じたままでいると、少しして彼の腕が緩む。寝息も聞こえてきた。
「え……」
 何かするつもりだったが、突然眠くなったのだろうか。
 和真は昨日から、よく働いていた。新人にしては気が利き、コーヒーも自ら配っていたり。
 規則的な彼の呼吸を聞いているうちに、私もいつの間にか眠ってしまった。



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