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歳下の悪魔
第7章 変化

「他に、人が来るの?」
「来て欲しいの?」
私は思い切り首を振る。
この広さなら、複数のカップルでも使える部屋だろう。見ると、ベッドは反対側の壁際にもう1つある。
スマホを出した、和真の手を止めた。
「2人、だけが、いい……」
「そんな言葉。誘われてるみたいだね」
どう思われてもいい。とにかく、誰かを呼ぶのだけは嫌だ。
「プール入ろう。水着は無いけどね。全裸用だし」
笑いながら彼が服を脱いでいき、プールの手前にあるハンガーラックのハンガーに掛けている。
私は、和真の裸を覚えていない。普通にセックスをしたのは、泥酔して意識がなかった時だけ。それ以来、彼は一切服を脱がない。
「ホラ、優華も脱いで」
そう言われて、我に帰る。私は和真の裸を見つめながら、ボーっとしていた。
適度な筋肉の付いた体。それに、つい見惚れていた。
笑いながら、彼が近付いてくる。
私はワンピース一枚。背中のジッパーを降ろされると、微かな衣擦れと共にワンピースが落ちた。
「ホラ、入ろう」
手を引かれて、ゆっくりとプールへ入る。
ただの水ではなく、少しだけ温かい。温泉ほどじゃないが、気持ちが休まる感じだった。
この部屋だって、高額だろう。
広いマンションに、高級車。買ってきてくれたワンピースも、高級ブランド。入社したばかりの和真に、そんな財力があるとは思えない。
「俺が不思議?」
思いが、顔に出てしまったのだろう。
「俺のことは、秘密。ヤバイことは、してないから」
そう言われると、余計に知りたくなる。入社して10年経った私でも、和真のような生活は続けられない。
プールのヘリに座った和真が、性器を掴む。
「しゃぶってよ」
彼の性器をきちんと見たのは初めて。裸自体、全く覚えていない。
「優華……」
和真に腕を引かれ、ゆっくりと近付く。
両手で性器を掴むと、それを口に含んだ。

