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第15章 美穂

カクテルの酔いと、繰り返す口づけ・・
気がつくと、照明が絞られ、チークタイムが始まった。

当然の如く、フロア中央で抱き合い踊る俺達。
「晢、美穂の顔、好き？」
「ああ、生まれてから出会った娘で、一番だよっ」
「晢、美穂の身体は、どうっ？」
「こんな見事な身体の娘、観たこと無いよっ」
「晢、美穂の身体で、何処を一番観てみたいっ？」
「美穂、他の奴とも踊って聞くのかなっ？」
「んっ・・晢も、胸？ それとも、アソコかなっ？」
「美穂っ、笑うなよっ・・俺が観たいのは、腋、だよっ」
「えっ？ 晢、冗談じゃ無いよねっ？ ホントに、腋でいいのっ？」
「ああ、踊ってる時の、美穂の腋、夢に何度も出て来るんだっ・・
美穂って、結構細身の身体なのに、太腿や二の腕は凄くムッチリしてて、艶めかしくて、その奥の腋が覗いた時は、狂ちゃってっ」

「て、晢ぅぅ、やっぱり、貴方は美穂が思った通りの男だわっ・・美穂の、腋、観て、く、れ、るっ？」

周囲のカップルの眼も無視して、両腕を持ち上げた美穂。

妖しげに光る瞳で俺を見詰める美穂。
「晢、美穂の腋、よく観てっ・・」