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女子大生 まさみ 禁断の一夜
第9章 真実
再び、2人きりになった狭い部屋。
俺に背中を向け、布団に包まる まさみ。
くっ付いていた布団を、部屋の反対側に引きずる俺。
後ろ髪を引かれる思いで、布団をずらす・・
(まさみぃ、お前には、先輩がっ・・)

「お、お休み、まさみ・・」
「・・・・んっ・・・・」

妖しい色の、電灯を消す俺、微かな期待と後悔も消す。


(もうっ・・晢、の、馬鹿っ・・また、な、のっ・・?)

(まさみぃ・・お、俺、また、なのかっ?)

部屋の端々に布団をずらし、互いに同じ想いを・・

あれは大学1年の冬、援団とチアの合同スキー旅行、ふとして2人きりになった部屋、気まずい雰囲気、互いに意識し合いながらも避けあっていた俺達、傾けるワイングラス、自然に合わさった唇、その時聞こえた隣室の仲間の声、立ち上がる俺、見詰める まさみ。

どれだけ、寝たフリをしたのだろうか?
壁を向き横たわる俺の背後に、忍びやかな気配が・・

「晢ぅ、ね、寝ちゃった、のぉ・・?」
(寝られる訳、ないだろっ・・)
「・・・・んっ・・ど、どうしたっ・・? まだっ・・」

俺の布団に、無言で入り込む まさみ・・
「・・・・ご、ごめんっ・・き、来ちゃった・・」
甘酸っぱい、まさみの体臭が鼻を包んだ。






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