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妹だと思っていた幼馴染と、誰もいない家で……
第3章 さぁ始めましょう
「そういえばお前、料理なんかできるの?」
 熱心に冷蔵庫を覗き込む幼馴染を背中から抱きしめたまま訊いてみる。小首を傾げ、「えーとぉ」と考え込む彼女は、俺が密着していることに早くも慣れてしまったらしい。
「ホットケーキとかフレンチトーストとかならつくれるよ!」
「何そのレパートリー……おやつじゃん」
「でもおいしいもん」
 わざわざ持参してきたエプロンを着け、冷蔵庫から砂糖と卵、牛乳を得意気に取り出す。メニューは本当にその二択らしい。
 我が家はホットケーキミックスなど常備していないので食パンを出してやる。これでフレンチトースト一択だ。
「まずはー、材料を混ぜてー」
 そう言いながら牛乳や砂糖を目分量でボウルに混ぜ合わせていく。作り慣れているのは嘘じゃないらしい。
 正直あまり甘いものは好きじゃないのだが、女の子が自分のために料理をしてくれているというのは良い眺めだ。おまけにTシャツの伸びた襟ぐりから、可愛い乳首が見下ろせる。
ブラキャミソールというのだったか、カップ付のキャミソールを着てはいるもののサイズが微妙に大きいらしく、上から見るとカパッと隙間が空いているのだ。こちらはあまり成長しなかったのだな、とホッとしたような寂しい気持ちになったが、おっぱいはおっぱいだ。シャツの裾から手を差し入れると、幼馴染が「ひゃっ!」と変な声を上げたが気にしない。
絹のシーツを伸ばすように、すべすべの腹に手を滑らせる。程よく引き締まった健康的なウエストだ。その腹とほぼ地続きの控えめな胸を、手の平でそっと包み込む。繊細な割れものにでも触るようにそっと撫でると、小さな乳首がたちまち主張し始めた。
「ちょっと……お兄ちゃん?」
 幼馴染が真っ赤な頬と潤んだ瞳で振り返る。ちょっと撫でただけなのに、小動物の如くピクピク震えて悶えている。貧乳は感度が良いとか聞くけれど、本当なのかも知れない。
「いいでしょ?続けて」
必殺、耳元での囁き。発見したばかりの弱点への攻撃はてきめんで、幼馴染は「あんっ……」とエッチな声まで上げながら顔を背けた。
「もう……あぶないでしょう……?」
「包丁とか使ってたらやらないよ。大事な幼馴染を、危ない目になんかあわせないから」
 彼女は何も答えなかったが、ときめいているのが気配で分かる。健気にも料理を続け、乳白色の液体に食パンを浸し始めた。
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