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アリョーナの旅路
第1章 アリョーナの旅路
アタシがボストンにやって来てから2日目のことでありました。

アタシは、チャールズ川沿いにある公園に行きまして、大学のゼミが終わりましてひといきつきまして公園のベンチにて休憩をしていたエレンと会いました。

「アリョーナ、こっちこっち。」
「エレン。」
「フライドチキン屋さんのバイトは終わったの?」
「うん、今終わったところよ。」

アタシは、エレンのとなりにすわりまして、ふたりでこんなお話をしていました。

エレンはアタシに『この先結婚をするのかそれとも女ひとりで生きて行くのかどっちにしたいの?』と言いましたので、アタシは『分からない。』と答えました。

このあとは、こんな会話になっていました。

「アリョーナ、あんたさ、どうしてハバロフスクの女子大を中退をしたのよ…付き合っていたカレとも別れたようだし…一体どんなことがあったのよ?」
「どんなことがあったって?」
「もしかして…付き合っていたカレの家から…何か言われたの?」
「言われてはいないわよ…」
「それじゃあ、何があったと言うわけなの?」

アタシは、ひと間隔を空けましてからエレンにこう言いました。

「あのね…一番上の兄がね…顧客から預かった預り金を…勝手に使って…損害を与えたあげくに、サウナ(ロシアの風俗店)の女の人のところに入り浸りになって深みにはまってしまった後に…一番上の兄は女の人と行方をくらませてしまったのよ…そのことが原因で、アタシは泣く泣く大学をやめて、父の知り合いの家の息子さんと…イヤイヤお見合いをしたのよ…イヤだとは言えなかったわ…挙式披露宴の日取りを、両親と次兄の兄嫁さんが一方的に進めてしまって…アタシはどうすることもできなかったのよ…そして、挙式の日にアタシは、無我夢中になって教会を飛び出して…バッグを持って…シベリア鉄道に乗って…逃げてきたのよ。」
「アリョーナ。」

エレンは、ひと間隔を空けてからアタシにこう言いました。
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