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第2章 アリョーナの旅路・第２部

時は流れて…

2014年９月16日のことでありました。

アタシはこの日、グレンウッディークラブ(ゴルフ場)にてキャディさんのバイトをしていました。

アタシはこの時、60代の男性のメンバーのお客様の担当をしていたのでありましたが、後にメンバーのお客様の男性から声をかけられることになっていたのでありました。

「社長、ここはリラックスをして…」

メンバーのお客様は、池の向こう側にあるグリーンにボールがのるように、五番アイアンで少し強めにボールを打ちました。

ボールは、楽々グリーンに乗りましたので同伴のお客様は『ナイスショット、お見事です。』と言いまして手をたたいていました。

それから二時間半後に、メンバーのお客様たちはホールアウトをいたしまして、クラブハウスの中にあるレストランに行きまして、冷えたピルスナーで乾杯をいたしまして和気あいあいのひとときを過ごしていました。

アタシはこの時、日当60ドルを受け取った後にゴルフ場をあとにしまして夜のバイト先へ向かおうとしていた時でありました。

アタシは、支配人さんから総合商社の社長さん(アタシがキャディの担当をしましたメンバーのお客様)がお呼びだからクラブハウスに来てほしいと言われたので、アタシはクラブハウスへ行きました。