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第2章 アリョーナの旅路・第２部

マーティーさんの両親は、家のとなり近所のお子さまや家の親族の子の結婚や婚約が決まった話は進みますが、マーティーさんの結婚問題になると、夫婦の会話がケンカ越しになってしまいます。

マーティーさんのお父さまがマーティーさんの結婚問題に真剣に向き合おうとしないので、お母さまはお父さまに怒り続けていました。

マーティーさんは38歳で、もうすぐ40代になろうとしていた時でありました。

マーティーさんは、40歳を目前にしまして、今後の人生設計を見直さなくてはならない時期に来ていました。

結婚がしたいのに、結婚相手に出会う機会がないまま職場と家庭の往復だけの暮らしをしていましたマーティーさんの気持ちはヒヘイしていました。

マーティーさんは、大学を卒業しまして、総合商社に入社をしましてからずっとシカゴにある本社のオフィスに在籍で、16年間苦情受付係りのお仕事ばかりを通してきました。

大学やハイスクール時代の交遊関係につきましても、マーティーさんには親しい友人知人はひとりもいませんでしたので、ガールフレンドと出会うこともありませんでした。

そんなマーティーさんに、ようやくお見合いの機会がめぐってきたのでありましたが、マーティーさんの気持ちがお見合いへ向いていないので、精神的にイライラしていました。