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第2章 アリョーナの旅路・第２部

それから二時間後のことでありました。

マーティーさんは、いつも通りに顧客からかかってきましたクレームの電話の応対のお仕事をしていました。

マーティーさんは、大学を卒業後に総合商社に入社をしてからずっとシカゴの本社勤務で、クレームの応対の仕事だけに集中していましたので、結婚相手に出会う機会もなく職場と家庭の往復だけの暮らしを16年間続けていました。

メアリーさんにつきましては、マーティーさんは好きと言う感情や恋をしてみたいと言う思いはありませんでしたが、メアリーさんのようなお嫁さんがほしいなと言う気持ちはあったと思います。

マーティーさんはこの時、心のどこかで負い目を感じていました。

メアリーさんの婚約者の男性の収入とマーティーさんの収入を比べてみますと、メアリーさんの婚約者の男性の収入は年収が50万ドルであるのに対しまして、マーティーさんはどんなにがんばってもお給料は950ドルのままなので、お給料が少ないから結婚ができないと思っていました。

マーティーさんの仕事が一段落ついた時に、マーティーさんは社長さんに呼び出されまして社長室に行きました。

この時に、社長さんはマーティーさんにアタシとのお見合いの話を切り出しりました。

社長室にて…

社長さんとマーティーさんは、こんな会話をしていたと思います。