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第2章 アリョーナの旅路・第２部

「マーティーさん…マーティーさんはそんなにメアリーさんと結婚をしたかったのかな？」
「本当です…最初は憧れだったけれど…日増しに想いが高まって…それをあんたが止めたからオレはだめになったのだよ!!」
「悪かったよぉ…マーティーさんが社内恋愛をしたいのを止めたことについては悪かったよぉ…マーティーさんは、クレームの受付の仕事で大切な役割を任せていたし…それに…」
「どんなにあやまってもダメだ!!オレの結婚適齢期を返せよ!!」
「それじゃあ、どうすればいいのだね？どうすれば、マーティーさんは結婚をするのだね？」
「ウルセーな!!結婚をしたいと思っていたけれど、気持ちが変わったのだよ!!従業員さんたちが一生懸命になって働いているときに平日ゴルフや政治家と接待をするカネがあるのだったら、従業員の給料に回せよ!!」

マーティーさんは、社長さんにこう言った後に席を立ちまして、右足で席をけとばしたあと店から出て行きました。

「マーティーさん!!ワシはランチ代を払わないぞ!!マーティーさん!!」

社長さんは、マーティーさんが飲食代をはらわなかったので、仕方なく２人分の飲食代をはらいました。