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第1章 アリョーナの旅路

2011年９月24日、ヒーラーさんのサンクトペテルブルグ滞在の期間が残り少なくなってきました。

この日、アタシはピロシキカフェでのバイトを終えた後、ヒーラーさんからアタシのスマホに電話がかかってきました。

ヒーラーさんから『話があるから、セーヴェル(ロシア菓子の店)まで来てほしい。』と言う伝言を受けたので、アタシはヒーラーさんが待っているセーヴェルにあるガーデニングカフェへ行きました。

セーヴェル(ロシア菓子の店)にあるガーデニングカフェにて、アタシとヒーラーさんは、店の名物のカルトーシュカと香りのいいお茶を注文いたしまして、お茶をのみながらこんな会話をしていました。