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アリョーナの旅路
第1章 アリョーナの旅路


アタシは、11月30日にカレの実家に行きまして、カレの両親と兄夫婦に対しまして『カレと大ゲンカになった時にカレがアタシの右の首筋を思い切り噛んだ…ひどく傷ついた…どうしてくれるのよ!?』と大声で怒鳴りまして、カレの家族から50万ユーロをぶん取った後、ボストンバックと赤茶色のバッグを持って、列車に乗りましてフランスへ逃げました。

フランスへ逃げた後、アタシは列車を乗り継いで、7日後の12月8日に花の都・パリに到着しました。

アタシは、ボストンバッグと赤茶色のバッグを持ってパリの中心部のオルテルリッツ駅に降り立ちました。

パリに着いたアタシは、この先どうして行こうか途方に暮れていました。

カレの家族からぶん取った50万ユーロで、どうやって暮らして行こうか…

アタシは、そんなことを思いながら駅から歩いてセーヌ河沿いの通りを一人で歩いていました。

アタシは、途中のベルシー公園に立ち寄りまして、公園のベンチにひとりで座ってぼんやりと考え事をしていました。

公園には、たくさんのカップルさんや家族連れの人たちが来ていました。

アタシはこの時、5ヶ月前に別れたタメルラン(元カレ)のことを思い出していました。

タメルランは、グロズヌイに帰った後どこで何をしているのだろうか…

もしも、どこかで元気で暮らしているのならば、アタシに知らせてほしい…

そればかりが、とても気がかりでありました。

しかしそんなことよりも、まず生きて行くためには、バイトを探すことから始めなくてはなりませんでした。

そしてまた、住まいを確保しなければなりませんでしたので、立ち止まっているヒマは1分もありませんでした。

そんな時でありました。

「やだー、アリョーナじゃない。どうしたのよ一体?」

この時、アタシがハバロフスクのハイスクール時代の仲良しで、ソルボンヌ大学に留学中のナスティアと再会をしました。

「ナスティア…ああよかったわ…会いたかったわ。」
「アリョーナ、一体どうしたのよ?」

ナスティアは、つらそうな表情をしていましたアタシをセーヌ河沿いのプレシダン・ケネディ大通りにあるアパートに連れて行きました。
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