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第1章 アリョーナの旅路

アタシとフィリップさんは、2012年の４月８日の復活祭の日に最初のデートをしました。

アタシは、朝方のリネンの仕事を終えた後にフィリップさんとの待ち合わせ場所であります地下鉄ゴンクール駅へ行きました。

アタシのデート着は、上は白色でリップサービスのロゴが入っているTシャツの上から黒のレースのジャケットをはおりまして、下はデニムのスカートで、足元にはかわいいサンダルをはいて、白のぼうしをかぶりまして、赤茶色のバッグを持って待ち合わせの場所へ行きました。

地下鉄ゴンクール駅にて…

フィリップさんは、アタシよりも30分早く待ち合わせの場所に到着をしていまして、アタシを待っていました。

「フィリップさんお待たせ…待った？」
「ぼくも、今来たところだよ。」
「よかったわ…ねえ、どこへデートに行く？」

アタシとフィリップさんは、地下鉄に乗りまして中心部のルーブルまで行きました。

ふたりの最初のデートは、軽めにチェイルリー公園に行きまして、のんびりと腕を組んで公園内を散策しました。

２回目以降は、ルーブル美術館に行きまして絵画を鑑賞したり、朝のバイトがお休みの時はマルシェ(バザール)に行きまして、新鮮な食材の買い出しをした後にフィリップさんの部屋に行きまして、ふたりでクッキングを楽しんだりするなどしまして愛を深めて行きました。

アタシとフィリップさんがお付き合いを始めてから３ヶ月目になりました。

この時ふたりは、結婚を意識するようになりましたので、あとはフィリップさんからのプロポーズを待つのみとなりました。