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第1章 アリョーナの旅路

ボストンに着いたアタシは、ボストンバックと赤茶色のバッグを持って船から降りた後に、一枚のメモ用紙に記載されている地図を頼りに街を歩いていました。

行き先は、ボストンのバックベイ中心部のニューベリー通りにあるインテリア家具のお店でありました。

アタシが行くところは、インテリア家具屋さんの２階にある下宿で暮らしているハイスクール時代の友人のエレンが暮らしている部屋でありました。

港を出発してから50分後に、アタシはエレンが暮らしている下宿があるインテリア家具屋さんに到着をしました。

「ごめんください…どなたかいらっしゃいますか？ごめんください…」

アタシの声に反応いたしまして、店の奥から店のおかみさんが出てまいりました。

「はーい…あら、あなたがアリョーナさんですか？」
「はい、アリョーナです。」
「よかったわ…エレンちゃーん、アリョーナさんが来たわよ。」

店のおかみさんに呼ばれましたエレンは、店の奥にある階段を降りまして店舗にやって来たのでありました。

「やだ～アリョーナじゃない。元気だった？」
「エレン。」

アタシは、久々にハイスクール時代の友人たちと再会をいたしまして、喜び合った後に、エレンが暮らしている部屋にて思い出話しに華を咲かせていました。