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第2章 とし子の悲劇・第２部

さらにその上また、深刻なトラブルが発生しました。

数ヶ月前に久永さんに義姉のお見合いのお願いをしていましたが、久永さんが壊れかけている縁談を修復するのに時間をかけていたことが原因で義姉に順番が回って来なかったので、義父母のイライラが高まっていました。

かたくなに拒否している女性の説得に手間取っている中で、Ｂさん夫妻に義姉の縁談を頼んでいたことが明らかになりましたので、久永さんは、オタオタした表情でクソッタレの章介の実家まで行きました。

この時に、久永さんは義父母から『まとまりもしない縁談を無理にまとめることにいつまで手こずっているのだ!?キサマはわしらをおちょくっとんのか!!』とえらいケンマクで怒っていたので、久永さんは義父母から許してもらえなくなりました。

その日の夜のことでありました。

アタシがバイトをしている桜馬場町のセブンイレブンに、久永さんがやって来ましてアタシに助けてほしいと女々しいで助けを求めてきました。

アタシは、陳列ケースに新しいお弁当をならべながら久永さんに冷めた声でこう言いました。