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第2章 とし子の悲劇・第２部

「久永さん!!アタシはね!!クソッタレ章介の家とはリエンしたのよ!!それなのにどうしてアタシに助けを求めてくるわけなのよ!?バイトの手を止めるのだったら帰ってよ!!」
「としこさん、そんなに怒らないでください…こっちは困っているのだよぉ…ひなこさんの両親に縁談がまとまっていないカップルさんの説得に時間がかかっているから待ってくださいと言っているのに、一方的に押しきって他の仲人さんにお見合いをお願いしていたことが分かったから…すごく困っているのです。」
「アタシにどう助けてほしいと言うのよ!?アタシはね!!DV男の家を助ける余力なんて残っていないから!!アタシが怒っているのはね!!どうしてクソッタレの姉のお見合いをそっちのけにして、まとまりもしないカップルさんの方ばかりに気を取られていたのかと言うことに怒っているのよ!!久永さん!!どういうわけなのか答えなさいよ!!」