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第2章 とし子の悲劇・第２部

ロッカールームに逃げ込んだアタシは、着ている白のTシャツを脱いだ後に、ヒステリックにTシャツをパシッとロッカーに叩きつけました。

続いて、ネイビーのボブソンのジーンズを脱いだ後に、ヒステリックにロッカーに思い切り叩きつけました。

白のブラジャーパンティー姿のアタシは、ロッカーの扉についている鏡を見つめながら、ほがそ(ボサボサ)になるまで髪の毛を右手で思い切りかきむしりました。

鏡に写っているアタシの表情は、目は真っ赤になっていて、左のほほはクソッタレの章介に思い切り殴られた時のきずあとがはっきりと残っていました。

許せない!!

クソッタレの章介の家の親族は、絶対に許すことかできない!!

クソッタレ章介の家の親族は灼熱地獄へ墜として（おとして）焼き殺してやる!!

アタシはこの時、一定の気持ちの整理がついたら三原市の実家に出戻るしかないと決めていたので、今さらながらクソッタレ章介とやり直すことは不可能になっていました。