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とし子の悲劇
第2章 とし子の悲劇・第2部


アタシがクソッタレ章介の家を飛び出してから20日後のことでありました。

家では、相変わらず義姉の結婚の問題が解決できていませんでしたので、義父母がイライラキリキリしている状態でありました。

クソッタレ章介は、家を出た後に再就職をしました建設会社の従業員さんの宿舎で暮らすことになりました。

固定給26万円で、家電製品付きで冷暖房完備の個室で朝と夕方に温かい料理が出されるなど家庭的な雰囲気の建設会社でありました。

この時でありましたが、クソッタレ章介は社長さんの娘さんのことが好きになりましてお付き合いを始めていました。

クソッタレ章介は、アタシと別れてまたやり直しができるセイセイしたと思いまして平然とした表情でいましたが、アタシとしてはクソッタレ章介に殴られた時の顔のキズが残っているので、やっつけてやると怒っていました。

義姉は、コンカツがうまく行かないストレスから少しずつ気持ちと体がヒヘイしていて、つらそうな表情をしていましたが、自分の力で結婚相手を探すことにこだわり続けていたので、そうとう無理をしていました。

義姉は、列車を乗り継いで福山市内の結婚相談の店を歩き回っていましたが、入会を断られてばかりが続いていました。

そうしたストレスが原因で、義姉は心身ともにヒヘイしていました。

2015年7月31日に、義姉が結婚相談に行って結婚相手を探していることを近所の奥さまから聞いた義母は、気持ちを取り乱しておたついていました。

義母から話を聞いた義父は、義姉が幸せな結婚ができるようにするためには何が必要なのかと考えてみました。

考え抜いた結果、義父は職場と家庭の往復で、家族だんらんで晩ごはんを食べることだと結論づけました。

帰宅時間が真夜中になってしまう誘いはきっぱりと断って、家族の時間を大切にしようと決意した義父は定時に帰宅することができる仕事に転職するなどして、義姉の結婚実現に向けて努力して行こうと決意しました。

義母は、食材を高級品に変えるなどして、食卓から変えて行こうと決意しました。

果たして、それで義姉の結婚の問題は解決できるのでしょうか?
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