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第4章 とし子の悲劇・第４部

それから７日後の９月18日のことでありました。

(キキキキキ!!ドスーン!!ドカーン!!)

事件は、国道55号線の阿南市と美波町の境目にあるトンネルで発生しました。

義父母が乗っていた車が、トンネル内で対向車を無理に追い越したことが原因で、車は大破しまして、大爆発を起こして炎上しました。

クソッタレは、おじいさまに続いて両親まで亡くなりましたので、たのみのつなは、芹華さんだけになりました。

しかし、義父母の葬儀から３日後に桂一郎さんが家にやって来まして芹華さんと別れてくれと言いに来ました。

クソッタレは、桂一郎さんに対しまして帰れ帰れと言いましたが、桂一郎さんはあんたが首をたてにふるまでは帰らないからなと言いまして、まる３日間にわたりまして家に居座ってしまいました。