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るりいろ(MILK &honey後日談)
第2章 俺のせい……。


 ……なのに。
 なんで、この免許……?

「るり……どしたの、それ……?」

 教習所の話は時々聞いたけど、バイクの免許取ってたなんて、聞いてねー……。

「……光は大型の免許だから、見たことなぁい?普自二は、普通自動二輪免許の事だよ?」

「や、それは知ってるけど……なんで、バイク……」

「なんで?だって、四輪と二輪を同時に申し込むと、別々に取るより安くなるんだよ?」

「そういう事じゃ」

 軽口を叩くみてーにふわふわ喋ってたるりが、口をつぐんで、深呼吸した。

「……免許、取ったから。光が乗せてくれなくっても、自分で乗れる様になったんだもん」

「……俺のせい?……俺のせいで、そんな事思うようになったの?」

「違うよ。光の『せい』じゃなくて、光の『おかげ』だよ」

 るりは俯いて、うっすら笑った。

「教習の間、すごく楽しかった。今まで、街でバイク乗ってる人見てもなんとも思わなかったし、うるさくしてるの見たりしたら、イヤだなーと思う位だったけど……走ってみたら、車とかとは全然違って、こんな乗り物有るんだ!って思った。光がウキウキしてた気持ちが、とってもよく分かった」

「……それ……それって全部、俺のせいって事じゃん……!!」

 泣きそうになってる俺を見て、るりが溜め息を吐いた。
 そして、感情的になるのを堪えてる様な、ひどく固い声で言った。

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