この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
復讐の味は甘い果実に似て
第3章 復讐への階段 ~明日香の告白~
「指示の2つ目だ。ピルを飲んでいることは、絶対にここにいる3人以外には口外するな。当然、他人に見えるような場所でも服用するな。」
「何故ですか?」
「恵梨には避妊しないでセックスしていると思わせる。だから、恵梨に話が漏れると意味がない。処方してもらう産婦人科を、わざわざ遠くにしているのもそのためだ。」

 新田さんは淡々と話していたが、正直、自分が恵梨の立場だったら、と思うと、わたしは寒気がする思いだった。彼が、わたしの目の前で、わたしの友達と、避妊もせずに生でセックスしているところなど、絶対に見たくない。


「指示の最後、3つめだ。復讐の当日、復讐の場所へは、君たちに恵梨を連れて来てもらいたい。」
「新田さんは恵梨が逃げられる立場だと思うんですか? 今回の事は、そもそも恵梨が原因でしょう。恵梨がその場に居ないなんて、ありえません。」
「その通りだ。だが、僕はもう、恵梨を信用できない。自分の保身のために、君たちの貞操まで売り飛ばすような人間が信用できるか? だから、君たちに頼むんだ。」

 新田さんの言う、恵梨が君たちの貞操まで売り飛ばしたという言葉は、わたしもその通りだと思った。確かに、恵梨はわたしたちをだましただけでなく、賭けの話の後も、事実を隠し続けた。
 その結果として、わたしたちは復讐の道具にされてしまったのだ。
 間違いなく、新田さんの言う通り、恵梨は自分の保身のために、わたしたちの貞操を売り飛ばしたのだ。

 わたしたちが道具として嬲られるのに、恵梨がいない、などということは、わたしたちも許せない。他の2つの指示はともかく、この指示については、わたしも賛成だった。

/237ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ