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銀行員 有田雄一、私は「女」で出世します
第9章 難攻不落の浅丘流本部
≪豪邸の主は本物の色男≫

それから2週間経った、12月半ば、寒さが厳しくなってきた日曜日の午前10時、住宅街にある金沢小児科の前はやや場違いな、あでやかさの女性たちが立っていた。

「秀ちゃん、おはよう」
「おはよう。へえ、気合が入ってるなあ」

縄秀こと金沢医師が感心した通り、雪乃は髪を日本髪に結い上げ、着物は黒紋付き。直ぐにでも座敷に出られる格好だ。

「疲れちゃったわ」

付き添いの久美子は渋いピンクの訪問着、これも美しいが、朝早くから支度につき合わされ、仏頂面だ。

「早く車に乗って下さい」

今日の風間さんは白衣ではなくスーツ姿、黒いワンボックスカーの運転席に座っているが、二人の着物姿にイラついている。

「有田君、ちょっと」

縄秀は有田を車の陰に呼ぶと、「分っていると思うが、今日は仕事に話は持ち出さないで」と釘を刺した。

「彼は気難しいから、嫌われたら終わりだよ」

東西銀行では、これまでも優秀な営業マンを数多くつぎ込んでいたが、縄秀の言う通り、全て浅丘正巳の好みに合わず「撃沈」されていた。まして、有田は平凡な営業マン。

「とにかく、私に任せなさい」

浅丘正巳にさえ会えれば、あとは突撃あるのみ、そこまでは縄秀に任せよう、そう考えた彼は「はい、分りました」と素直に答えた。

「じゃあ、行こうか」

車は3連シート。有田は助手席、雪乃と久美子は最後列、縄秀と小鹿が間の2列目に乗り込んだ。
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