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第10章 Episode 8

私はサトシ君を抱き寄せて話したの。

先ほどの抱擁があったからサトシ君も安心したみたいで私に身体を預けてくれたわ。

サトシ君は私の胸の中。
髪を撫でながら話したの。

「ねえ、サトシ君。女の子は小学生から中学生にかけて初潮を迎えるの、知ってるわよね。あれは、女の子が大人の女性になっていくしるし。男の子だって同じようなことがあるわ。お互いに大人の男性と女性になって将来赤ちゃんを作れるようになるために必ず通過する「儀礼」よ。だからとっても自然なことだから隠したり、恥ずかしがったりすることじゃないの」

「それは、わかってる・・・でも、見られるのはやっぱり恥ずかしいよ」

「そうよね。確かに、サトシ君と私はここで”一旦停止”して、サトシ君の自然な成長を待つのも一つの手だけど、私はね・・・」

「私は・・・サトシ君のお手伝いをさせて欲しいの・・・」