この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
レディー・マスケティアーズ
第8章 アトス ――トーホー開発 経理部
 もとからおれは、簡単に男の言いなりになるような女に興味がない。そんな歯ごたえのない、犯し甲斐のない女なんぞまっぴらだ。
 おれには、確固たる美学がある。鉄の鎧をまとっているような、この上なくお堅い女。それを力づくで屈服させるんだ。
 プライドも何もかもずたずたに打ちのめして、恥辱の泥沼に堕とす。この世に、それ以上の至福があるものか。
 館山千尋。
 あれも、そんな鼻っ柱の強い女の一人だ。
「何かお手伝いすることがあれば、言いつけてください」と尋ねるあの女の唇に、「よし。じゃあ、これをしゃぶれ!」と、おれの肉キノコを突き立ててやりたい。「嫌! やめてください」と懇願する千尋の顔を押さえ付けて、無理やり咥えさせるんだ。
「そんな。んぐっ、んぐっ」
 どうだ。ちゃんと奥まで届いたか。どこを濡らしてもいいぞ。どんな声を上げてもいいんだぞ。藤川はズボンのベルトを外し、自分の手で一物をしごき始めた。
「ほら、やるぞ。ごちそうを口いっぱいにな。どうだ? うまいか? おれのあそこは、どんな味だ?」
 藤川の手の動きが早まる。
 誰一人残っていない社屋で毎夜残業するおれの、せめてもの楽しみだ。社内の女子社員は片っ端から餌食にした。今日の相手は、館山千尋だ。
おおっ、いいぞ。いいぞ、千尋。もっと舌を使え! もっとしゃぶるんだ! その取り澄ました顔に、熱した毒液を、おれの毒液をたっぷりぶちまけてやるぞ!
その時、カチッという音がして、経理部のドアが開いた。
「失礼します」
「き、君。いったい、なんで、ここに」
 館山千尋だった。
 黒いブラウスにベージュの麻のジャケット、下は細めのパンツという、さっき帰宅した時と同じ服装の館山千尋がそこに立っていた。
/144ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ