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レディー・マスケティアーズ
第9章 アラミス ――三軒茶屋 木庭浩一のマンション
 茂の手が振り下ろされるのを見て、浩一は最新型診療台のリモコンボタンを押した。開脚診療台の下の部分が「ウィーン」と音を立て、縛り付けた左右の足を、さらに大きく「M」の字に開かせる。
 女の秘所が左右に押し広げられ、恥部を覆う黒い草むらと、隠されていた牝の割れ目が眼前に広がった。
「さあて。まずは上のお口を味見しようか」
 木庭茂と浩一は、勃起した一物を誇らしげに振りかざして、奈緒美を両側から挟んだ。二本の肉棒を、縛り付けられた女の唇に押し付ける。
「おら、おら。どうする」
 まず浩一が、肉棒で菜緒美の頬を軽く叩いた。木庭茂も続く。菜緒美が、とろんとした目でそれを見上げる。ピシャ、ピシャという音。二回、三回と繰り返すうちに、女のほうから口を近づけてきた。
「ううん」
 眉間にしわを寄せ、目を閉じて、菜緒美の口が交互に二本の肉棒を包み込む。優しくあやすような舌の動き。最初は先端に軽くキスして口を離し、最後には根元まで深く飲み込んだ。
「ふん。やるじゃねえか」
 浩一は両手で菜緒美の首を押さえ、腰の動きに舌を同調させた。膨張する異物は、口の中でさらに硬さを増す。
「あふっ、あふっ」
 菜緒美は舌を動かし続ける。二本の肉棒を代わる代わるに咥え、ジュージューと音を立てる。その表情に苦痛の色はなく、この状況を楽しんでさえいるかのようだ。
「どう? いい? わたし、おしゃぶり人形よ。いくらでもしてあげる」
 顔を横に向けて、奈緒美が笑った。
おしゃぶり人形だと? 
 この女、並みのテクニックじゃあない。確かにこれは歴代最高の技だ。しゃぶられるだけで、体の芯が熱くなるぜ。
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