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独占欲に捕らわれて
第6章 契約期間開始
「はぁ……すごく綺麗だよ、チサちゃん……」
紅玲は千聖の首筋に顔を埋め、舌先を這わせる。
「んっ……、あぁ……! キスマーク付けたら、ぁ……蹴り飛ばすから……」
「そんな無節操なことしないから、安心して」
紅玲の舌先はそのまま這い上がり、形のいい千聖の耳に到達した。

「ひゃうぅ……! あっ、耳は……」
千聖が躯を震わせながら言うと、紅玲は彼女の耳に息を吹きかけた。
「耳が弱いんだね? 可愛いよ……」
紅玲は囁くように言うと、外側から徐々に、内側に向けて弧を描くように耳を舐めまわした。
「んあぁ……! ひっ、いや……耳、やだ……」

千聖はたまらずに紅玲を押しのけようと手を伸ばすが、紅玲はその腕を掴み、指先に口付けを落とす。
「本当は嫌じゃないくせに……。思う存分感じて、オレに見せつけて……」
紅玲は顔を上げて千聖の目をまっすぐ見ながら言うと、再び耳を愛撫しだした。
「好き……愛してるよ……。可愛いチサちゃん……」
「や、あぁ……んんっ……!」
愛の言葉と弱点からの快楽に、千聖の躯は燃えるように熱くなる。乳首は痛いくらい尖り、ヴァギナは物欲しそうによだれを垂らしながら、伸縮を繰り返している。

(まさか、若い子相手に、こんなに感じる日が来るなんて思わなかった……)
千聖は紅玲の手を握りながら、カルチャーショックを受ける。千聖の経験人数は星の数ほどいるが、10代~30代前半男性とのセックスは好まなかった。彼らはせっかちで、すぐに入れたがったからだ。彼らの前戯といえば、キスをして乳首を少し弄び、ヴァギナに2本の指を入れてかき混ぜるだけで、耳や背中などには目もくれない。
千聖はそんな彼らを嘲笑い、相手にしてこなかった。

「どうしたの? 手を握ってきて……」
「お願い……躯にも、触って……」
潤んだ瞳で訴える千聖に、紅玲はゴクリと喉を鳴らす。
「あぁ……そんな可愛いお願いされたら、手加減できないかも……」
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